2008.05.24 Sat
卒業 (2003年東宝)
内山理名の初主演映画。
夏川さんは、堤真一演じる大学教授の恋人役です。
出番はパラパラとあります。
内山理名&堤真一のダラダラした空気の読み合いのシーンが主で、たまに夏川さんが出て来ます。
どうもこういったゆっくり進む映画は苦手なので、早送りボタンについ手がいってたんですが、ぐぐっとがまんしました。
激しい音楽や台詞を使わずに、雰囲気を読ませる作品ってけっこうありますが、これは完全に考えすぎて失敗してるパターンです。
見ていてイライラするんじゃ仕方ない。
それこそ夏川さんが数回出演している是枝監督の作品は、うまいなあと素直に思えます。「幻の光」なんかその際たるもので、無声映画みたいだけれど、風景の切り方とか強烈に印象に残ってます。
ストーリーは、優柔不断な男が天真爛漫な女子大生との関わりを通して本当に大切な存在に気づき、それまでのんびりしていたくせに最後は恋人のお見合いをぶちこわすために猛ダッシュ。ことあるごとにバケツをひっくり返したように雨をふらせ、高級そうなコートがいくつも駄目になってゆく映画です。
この「天真爛漫な女子大生との関わり」の描き方が雑。この二人は実は親子なんですが、それは内山さんだけがわかっていて、久しぶりに会った父親に「デートしよっ」とか言って積極的にアプローチします。堤真一は娘だと知らずに女子大生に振り回され、内山さんの母親でもある昔の恋人の事を愚痴っちゃったりしちゃう訳です。堤さん本人は夏川さん一筋なんだけど、過去の傷が邪魔をして結婚には踏み切れない。そこをえいっと背中を押して上げるのが内山さん。このえいっの部分が結局どこだったのよっていうと、どこだったんだろう。結局は内山さんが夏川さんにさりげなく助言した事で、夏川さんが恋人を許してあげる気になった、という部分な気がします。堤さんに対してはさほど何も伝わってないんじゃね?と。だって随分と身勝手な感じでしたよ。それでも堤さんは最後に内山さんに「ありがとう」と言います。な、何が!?目には見えぬ親子愛ってとこでしょうか。深い意味があるとか言いますけど、それって娘と観客が知ってるだけで、なんだかなあー。堤さんがピエロ的になってますがな。
でも「あなた誰よ!」「違うんです、誤解なんです!」的な、三角関係なかんじがなかった点はよかったと思います。内山さんのさりげないサポートがさりげなさすぎて意味わかんなくなっちゃったとゆう。
だからですね、主演 堤真一 夏川結衣 だったら許せていたかもしれない。物語の本筋を二人の恋愛にして、それを助ける不思議な少女。内山さんはエンドロールの最後にでてくるぐらいで丁度よかったでしょう。
とにかく内山理名の上目遣いとか、マスカラとかが気になってしまって。
その表情は、お父さんを見る目じゃなくない?っていうような演技。スクリーンの前の男性ファンを意識してるんじゃないすか、と女子としては思っちゃいますけど。
内山さんへの文句は置いといてですね。
夏川さんの役は、煮え切らない・すべてにおいてのろのろした恋人のことをよく理解してあげて、「大丈夫よ」とおおらかに包み込んであげる、しっかりしたもの静かな大人の女性の役です。恋人のことから、少し迷いを持っていたりもします。
優しい表情とか、言葉とか、怒っている様も、悲しげな様もきっちりと表現しています。
夏川さん当時35才でしょうか。白いタートルネックのセーターもよく似合ってました。あれってスタイル良くないとほんともったりしちゃうんですよね。コートもさっそうと着こなして、本当かっこいいです。
夏川さんは、ちょっと寂しそうな表情とか、憂いのある表情がほんとうまいなーと思います。大げさではないから、無理矢理同情を引く演技にはならない。自然とそのシーンを切ないものにしてくれるんです。「もういい。」って言った時とか、観客ではなくて、恋人に向かって伝えようとしているもの。で、またスカッと笑ってくれたときのそのギャップでやられちゃうんですねー。夏川さんの、笑ってうつむく仕草ってけっこうよく見ますけど、かわいいなあくそう、と思います。
劇中で使われている、「恋人の部屋の写真」は夏川さん本人が撮りおろしてるそうです。ライカっぽいカメラで撮ってる設定なのに実際は写ルンですで撮ってるんだって。何故?本当の恋人気分で撮っているから、写真にストーリー性があってとってもいい出来だったそうで。
この作品では『周りがだめであればあるほど夏川さんの存在が際立つ法則』が成立してます。ありがとう内山さん。
作品が今イチなのは経歴としてもったいないなあと思うけれど。
堤真一に関しては、安心して見ることができます。
内山さんのおかげで繰り返して見る気はしないんですけど、堤真一に対してばかばか夏川さんを泣かせるな、早く行けこの!と思いっきり思わせてくれる映画です。
夏川さんの出番が待ち遠しくて、映画自体を真剣に見る気がしないのは弊害です。でもこの映画は内山さん推しなんですよねきっと。演技派女優へのステップとして、堤&夏川の安定組に支えてもらったってことで。お互い様ですよ。ステップアップしたかは知りません。とりあえず、夏川さんはなんにも悪くない。
DVDには内山さんのオーディオコメンタリーもついてますし、内山ファンは買いなんじゃないのー。
夏川さんは、堤真一演じる大学教授の恋人役です。
出番はパラパラとあります。
内山理名&堤真一のダラダラした空気の読み合いのシーンが主で、たまに夏川さんが出て来ます。
どうもこういったゆっくり進む映画は苦手なので、早送りボタンについ手がいってたんですが、ぐぐっとがまんしました。
激しい音楽や台詞を使わずに、雰囲気を読ませる作品ってけっこうありますが、これは完全に考えすぎて失敗してるパターンです。
見ていてイライラするんじゃ仕方ない。
それこそ夏川さんが数回出演している是枝監督の作品は、うまいなあと素直に思えます。「幻の光」なんかその際たるもので、無声映画みたいだけれど、風景の切り方とか強烈に印象に残ってます。
ストーリーは、優柔不断な男が天真爛漫な女子大生との関わりを通して本当に大切な存在に気づき、それまでのんびりしていたくせに最後は恋人のお見合いをぶちこわすために猛ダッシュ。ことあるごとにバケツをひっくり返したように雨をふらせ、高級そうなコートがいくつも駄目になってゆく映画です。
この「天真爛漫な女子大生との関わり」の描き方が雑。この二人は実は親子なんですが、それは内山さんだけがわかっていて、久しぶりに会った父親に「デートしよっ」とか言って積極的にアプローチします。堤真一は娘だと知らずに女子大生に振り回され、内山さんの母親でもある昔の恋人の事を愚痴っちゃったりしちゃう訳です。堤さん本人は夏川さん一筋なんだけど、過去の傷が邪魔をして結婚には踏み切れない。そこをえいっと背中を押して上げるのが内山さん。このえいっの部分が結局どこだったのよっていうと、どこだったんだろう。結局は内山さんが夏川さんにさりげなく助言した事で、夏川さんが恋人を許してあげる気になった、という部分な気がします。堤さんに対してはさほど何も伝わってないんじゃね?と。だって随分と身勝手な感じでしたよ。それでも堤さんは最後に内山さんに「ありがとう」と言います。な、何が!?目には見えぬ親子愛ってとこでしょうか。深い意味があるとか言いますけど、それって娘と観客が知ってるだけで、なんだかなあー。堤さんがピエロ的になってますがな。
でも「あなた誰よ!」「違うんです、誤解なんです!」的な、三角関係なかんじがなかった点はよかったと思います。内山さんのさりげないサポートがさりげなさすぎて意味わかんなくなっちゃったとゆう。
だからですね、主演 堤真一 夏川結衣 だったら許せていたかもしれない。物語の本筋を二人の恋愛にして、それを助ける不思議な少女。内山さんはエンドロールの最後にでてくるぐらいで丁度よかったでしょう。
とにかく内山理名の上目遣いとか、マスカラとかが気になってしまって。
その表情は、お父さんを見る目じゃなくない?っていうような演技。スクリーンの前の男性ファンを意識してるんじゃないすか、と女子としては思っちゃいますけど。
内山さんへの文句は置いといてですね。
夏川さんの役は、煮え切らない・すべてにおいてのろのろした恋人のことをよく理解してあげて、「大丈夫よ」とおおらかに包み込んであげる、しっかりしたもの静かな大人の女性の役です。恋人のことから、少し迷いを持っていたりもします。
優しい表情とか、言葉とか、怒っている様も、悲しげな様もきっちりと表現しています。
夏川さん当時35才でしょうか。白いタートルネックのセーターもよく似合ってました。あれってスタイル良くないとほんともったりしちゃうんですよね。コートもさっそうと着こなして、本当かっこいいです。
夏川さんは、ちょっと寂しそうな表情とか、憂いのある表情がほんとうまいなーと思います。大げさではないから、無理矢理同情を引く演技にはならない。自然とそのシーンを切ないものにしてくれるんです。「もういい。」って言った時とか、観客ではなくて、恋人に向かって伝えようとしているもの。で、またスカッと笑ってくれたときのそのギャップでやられちゃうんですねー。夏川さんの、笑ってうつむく仕草ってけっこうよく見ますけど、かわいいなあくそう、と思います。
劇中で使われている、「恋人の部屋の写真」は夏川さん本人が撮りおろしてるそうです。ライカっぽいカメラで撮ってる設定なのに実際は写ルンですで撮ってるんだって。何故?本当の恋人気分で撮っているから、写真にストーリー性があってとってもいい出来だったそうで。
この作品では『周りがだめであればあるほど夏川さんの存在が際立つ法則』が成立してます。ありがとう内山さん。
作品が今イチなのは経歴としてもったいないなあと思うけれど。
堤真一に関しては、安心して見ることができます。
内山さんのおかげで繰り返して見る気はしないんですけど、堤真一に対してばかばか夏川さんを泣かせるな、早く行けこの!と思いっきり思わせてくれる映画です。
夏川さんの出番が待ち遠しくて、映画自体を真剣に見る気がしないのは弊害です。でもこの映画は内山さん推しなんですよねきっと。演技派女優へのステップとして、堤&夏川の安定組に支えてもらったってことで。お互い様ですよ。ステップアップしたかは知りません。とりあえず、夏川さんはなんにも悪くない。
DVDには内山さんのオーディオコメンタリーもついてますし、内山ファンは買いなんじゃないのー。
![]() | 卒業 (2003/09/26) 監督:長澤雅彦 脚本:三澤慶子 長澤雅彦 長谷川康夫 出演者:内山理名 堤真一 夏川結衣 石井正則 望月理恵 谷啓 配給:東宝 商品詳細を見る |
| あの映画 '91-07 | 18:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

