2008.08.31 Sun
87%(2005年冬 日テレ)
夏川さん、もちろん主役でございます。
この作品でドラマ主演も3本目。映画もドラマも数多くこなして、こういう重いテーマのものを任される女優さんになったと。なんか、感慨無量で溜息でちゃう(今ごろ)。
夏川さんは、保険会社のセールスレディで、シングルマザーの明子役。
明子はある日突然乳がんを宣告されて、死と向き合って戦う生活が始まります。しかもまだ小学生の子供がいるのに収入も少なく、全く先の見えない状態に陥るわけです。それでも子供には決して辛い顔は見せず、もっくん演じる黒木医師とともに辛くて長い治療を苦悩しながらも、乗り越えていこうと前向きに頑張っちゃうのです。
夏川さんの明るさや橋爪功のいい意味での軽さが絶妙で、テーマは重いけれどそこまで押しつけがましいものではないので、爽やかな心持ちで全話見ることができました。もっくんの医者っぷりも光ってましたし、日常の何気ないエピソードや恋愛に絡む心の微妙な揺れの部分もうまく取り入れて、笑えたり泣けたりもします。こういうドラマは、病気のことをよく知らない人には、病気を知るきっかけとか間口となるものとしてとらえるにすぎないものだと思うんですが、世の中や女性に訴えかけるようなとてもいいドラマだったんじゃないかな。
治療にかける長い道のりのなかには辛くてどうしょもない時もあって、そんな時の夏川さんは本当に痛々しいです。
元々あったサブタイトルの―私の5年生存率―の部分は、表現がキツイとの理由で後からはずされた、とWikiに書いてありました。
私は、乳がんってそれほど死に発展するものではないぐらいの認識でいました。でも、87%という数字はとてつもなく重かった。小さな子供がいたりして、死ぬわけにはいかない人にとっては特にでしょう。『100人いたら13人は死ぬ』という明子の悲痛な叫びは嫌でも心に突き刺さります。その13%の人は私の身近にもいましたし。
ドラマ放送当時、明子の転職の面接のシーンだけは見ていたような記憶があります。
病欠が多いという理由でリストラされてしまった明子が、新しい会社の面接で退職理由を「ウソつきました。」というシーン。ああがんばれ正直者とか思っていたような。しかしそういう場合って不当解雇にはならないのかしら。
このドラマにおける信者目線はというと。
夏川さんは家のシーンではラフなスタイルですが、仕事では営業さんらしくびしっとスーツとコートで決めてます。夏川さんがいつもしていたブルーと白のグラデーションのマフラーが超かわいくて欲しくなりました。
共演である杉田かおるのおっさんっぷりが見事に夏川さんの引き立て役となっております。家のシーンで夏川さんの対面に杉田かおるが座って横からのショット、っていうのがけっこうあるんですが杉田さんと比べると夏川さんの腰回りの細さがよくわかります。同じセールスレディ仲間で、ノリの合う親友とゆう境遇の役柄ですが、夏川さんの生まれ持った上品さは隠せないねえと改めて実感。
そして今回、子供が小学生ながら割としっかりした子という設定なので、ちょっとナマイキな子と張り合うかんじの夏川さんがどえらいかわいい。「目覚めのチュウ〜」とかいって子供に抱きつくところはもうね、変態(私が笑)。
しかしいつも思うのは、夏川さんは実生活では家族を持っていないのにお母さん役ってのはどういう気持ちでやってるんだろうなあってところ。私は子供は苦手で、親戚にも小さい子供がいないのでいまいち子を愛する気持ちってのはわからないんです。もし夏川さんがそんな心持ちで、女優だからやってんのよだったらどうしよう、とか余計なことを考えてしまう。ならば、夏川さんにもいっそ結婚出産してもらい、幅を広げるのもアリかな…とか(超余計なお世話)。
でも、今のその生活感のなさを活かしてまだまだやってほしいこともある!
もっくんとはスパイ・ゾルゲでも共演していますがその美男美女っぷりを見てると、トレンディ系のどストレートな恋愛ドラマも見たいなあと思ったし。このドラマで渡辺いっけいとか酔っ払ったサラリーマンに一方的に迫られるところなんかでは妙にリアルで変にドキドキしたけれど、そういうんじゃなくって笑。夏川さんってあまり美しい男と絡まない印象があります。世間的にはトヨエツくらいですか。ジャニーズさんちと絡んだのも岡田君くらいかな。阿部寛はもはや面白い人ですから。
このドラマの影響で、保険のおばちゃんにちょっと気を使うようになりました笑。
DVDの特典映像も気になるところ。夏川さんはどの程度入っているのか?
![]() | 87% DVD-BOX (2005/06/22) プロデュース:伊藤響 大塚泰之 渡邉浩仁 脚本:秦建日子 出演:夏川結衣 本木雅弘 川口翔平 古田新太 柏原収史 相川七瀬 北川弘美 氏家恵 杏さゆり 酒井若菜 杉田かおる 橋爪功 商品詳細を見る |
| あのドラマ '91-07 | 01:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑


私も見ました。
またまたTSUTAYAでレンタルして一気に見ました。最近引きこもり気味なんで。
おっしゃる通り結構重いテーマだと思うんですけど、夏川さんの爽やかさもあってか見ていてもあまり重くならなかった気がします。
とはいっても泣いちゃう場面もありましたけどね。
わたしも目覚めのチューにはやられました笑。
夏川さんって子供好きそうですよね。
このドラマでもそうですけど「歩いても歩いても」の祥平君?とも撮影の合間にいろいろ遊んでたみたいですし。
というか子どもと同じ目線で遊べる40歳ってすごい笑。
| ハル | 2008/08/31 10:28 | URL |