熊本の空に降った星

夏川結衣さんをこよなく愛する女子のブログ

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点と線(2007年 テレ朝)

再放送された流れを受けて、レビュー。DVDが出ているので、もちろん完全版を鑑賞。再編集版は、夏川さんのシーンはそれほど削られる事はなく、いい感じにカットされてたんじゃないですかね。うむ。ネタバレ注意です。

原作を読んだ事がなかったので、読んでから見ようと思ってたら後まわしになってた作品。この作品の夏川さんの評判がとてもよいことはなんとなく知っていたので、色々期待しつつ、満を持して見てみた感じです。とくに『春さらば』の会見で市原悦子さんが夏川さんを褒めていたのが印象的でした。その時は、なんでテレ東の会見でわざわざテレ朝作品をとりあげたの? って思ったんですが、なんのことはなく市原さんも『点と線』に出てたからだったのね。夏川さんと直接の絡みはなかったけど、そのときの夏川さんの演技が素晴らしかったから、『春さらば』で直接共演できて嬉しかったということが言いたかったわけだ。あースッキリ。


テレ朝50周年記念のこのドラマは、2時間×前編・後編の2本立て構成。
これ竹山洋さんの脚本ってことですが、まず思った事、ナレーション普通じゃん。なんで『夜光の階段』ではあんなことになってしまったのだろう?
夏川さんは、安田亮子役。主役はたけし演じる鳥飼刑事。ドラマでは彼の家族関係とか、現在・過去の具体的なエピソードが加えられていました。定年間近で、上司に反抗して信念を貫いてとか、ドラマに深みを持たせています(が、どーでもいいっちゃいい)。かなり出しゃばって捜査を進める鳥飼刑事。最後に安田夫妻を追い詰めた原因はほぼ鳥飼刑事にあるような気がするんだけどなあ。なんで思いっきり警視庁のせいにして三原にキレてんだ。っていうような脚本やトリックの緩さは所々見られますが、全体的には面白いのでスルーしても問題ありません。

安田夫妻の仲睦まじい様子を表していたところ、ドラマ独自の演出としてはすごくよかったと思います。夫が妻の体を拭いてあげるところとか(本当に美しい背中だわ)、二人で散歩するところとか。単純に殺人犯に同情するという観点ではよろしくないのですが、人間としての観点では「愛があるから人を殺す」というところの心情がスッと入ってくるような、ギバちゃんと夏川さんの名演でございました。
鳥飼刑事が最後に言っていたように「女は弱いから、男に惚れて惚れて死んでゆく」というような、安田亮子の弱さと強さを、夏川さんはよく演じていたなあと思います。弱そうに見えても、刑事と対峙する時には奥深い芯の強さを見せる。その根底には夫への愛があるのだなと思わせる。表情の柔らかさに似合わない声の低さとか、乾いた笑いがとても印象的です。でも見ていて、夏川さんってはっきりわかりやすいキャラクターになりきらない人だと思いました。それでいいのか悪いのかは作品によるんだと思いますが。この安田亮子なんかはとくに、最後まで謎めいた部分を感じさせてくれました。そういう「微妙な表情」がきっと持ち味なんだろうね。
「女性が男性に守られて生きる」という長く続いた日本の伝統に変化が見られいてるのは、本当につい最近のこと。それこそ『トップセールス』であったように、激動の昭和に片足つっこんで生きて来た夏川さんの年代だからこそ表現できることもあるんじゃないかなって思っています。っていうほど昔の人でもないか笑。私もあんまり変わらん。もっと昭和の最初のほうを生きてみたかったなあ。

夏川さんと絡んだのは、たけし・ギバちゃん・高橋克典・樋田慶子でした。いつ見てもたけしの演技は無表情で、セリフは棒読みだし、ああいうふうにしかできないんだろなって感じ。さすがに持ち前の大御所の妙な迫力は出てるし、雰囲気は嫌いじゃないけどね。ギバちゃんとは、いつかまた共演することがあればいいな。私はなぜだか、夏川さんと共演する男優さんになかなか納得がいかないんですが、阿部寛よりはいいんじゃないの。そういえば、怪談のドラマで共演していたな笑。


そしてこのドラマのすごいところは、壮大なセット。このドラマを見たうちのばーちゃんが言うには、香椎駅前のセットにばーちゃんが大好きな中華料理屋「宇宙軒」が見事に再現されているらしくて笑。あの小じんまりした店、移転はしたけど今でもあるんです。それを聞いたら、「昭和の街の完全再現へのこだわり」の並じゃない本気さが素直にすごいなと思いました。香椎駅にしろ東京駅にしろテレビドラマであそこまで出来ていたら、贅沢だなあと思います。あの時代を生きていた人たちには懐かしかっただろうな。
最近、「映像化不可能が可能に」ってよく聞く気がするけれど、不可能ってことはもうないような気がするよ。


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(2008/03/21)
ナレーション:石坂浩二 原作/松本清張 脚本/竹山 洋 監督/石橋 冠 チーフプロデューサー/五十嵐文郎
【キャスト】
ビートたけし 高橋克典 内山理名 小林稔侍 樹木希林 原 沙知絵 宇津井健(特別出演) 池内淳子(特別出演) 江守 徹(特別出演) 市原悦子(特別出演) 夏川結衣 柳葉敏郎

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